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立案・主演(テリアン中尉)ブノワ・マジメル 「多くの人に訴えかける強烈な何かが渦巻いている映画だ。この映画を作る意義を感じると同時に、こんな事実からは目を逸らしたいと思う人の気持ちへも目を開かせてくれた」

50年に及ぶ歴史の闇“アルジェリア戦争”に初めて光を当てたのは、なんと1974年生まれのブノワ・マジメル。「ピアニスト」(01)でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いたトップ俳優だ。

そんな彼が初めて立案から映画製作に挑んだのが、長年の念願であった「いのちの戦場 -アルジェリア1959-」。2人の友人――「ホステージ」(05)でハリウッドに進出した監督のフローラン=エミリオ・シリとドキュメンタリー作家/近現代史家のパトリック・ロットマン(脚本)――を引き合わせ、「ディア・ハンター」(76)、「地獄の黙示録」(79)、「プラトーン」(86)といった戦争映画への敬意を色濃く反映させながら、誰も知らなかった戦場を忠実に再現。“一俳優”から“映画人”へと大きく飛躍した記念すべきこの大作に、現代への問題提起と反戦への意思表示をにじませた。

主なフィルモグラフィー

  • 1988 「人生は長く静かな河」(エチエンヌ・シャティリエ監督)
  • 1995 「シングル・ガール」(ブノワ・ジャコー監督)
  • 1996 「夜の子供たち」(アンドレ・テシネ監督)
  • 1998 『UNE MINUTE DE SILENCE』(フローラン=エミリオ・シリ監督)
  • 1999 「年下のひと」(ディアーヌ・キュリス監督)
  • 2000 「王は踊る」(ジェラール・コルビオ監督)
  • 2001 「銀幕のメモワール」(ピエール・グランブラ監督)
  • 2001 「ピアニスト」(ミヒャエル・ハネケ監督)
  • 2002 「この胸のときめきを」(ダミアン・オドゥール監督)
  • 2002 「スズメバチ」(フローラン=エミリオ・シリ監督)
  • 2003 「ピエロの赤い鼻」(ジャン・ベッケル監督)
  • 2004 「石の微笑」(クロード・シャブロル監督)
  • 2004 「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」(オリヴィエ・ダアン監督)
  • 2005 「ナイト・オブ・ザ・スカイ」(ジェラール・ピレス監督)
  • 2006 「裏切りの闇で眠れ」(フレデリック・シェンデルフェール監督)
  • 2007 「いのちの戦場 -アルジェリア 1959-」
        (フローラン=エミリオ・シリ監督)
  • 2008 『INJU』(バーベッド・シュローダー監督)